リワーク(復職)で大切なこと ~元通りを目指さない生き方
休職からの復職を目指す「リワークプログラム」。就労移行に通い始めの頃は、「早く元の自分に戻らなきゃ」「遅れた分を取り戻さなきゃ」と、焦る気持ちが膨らんでしまいがちです。
しかし、リワークの本当の目的は、「元の自分に戻ること」ではなく「再発させずに長く働き続けられる新しい自分になること」にあります。
今回は、リワークを意味のある期間にし、焦らずスムーズに職場復帰を迎えるために、心に留めておきたい4つの視点をお伝えします。
- 100%ではなく「70%」で合格とする
復職直前の体調は、7〜8割程度で十分です。「毎日決まった時間に起床できる」「決められた時間、座って作業ができる」という生活リズムと基礎体力が戻っていれば、復職のスタートラインに立てています。頑張りすぎて100%や120%になると早く疲れてしまいます。
復職したあとの数ヶ月〜半年間も、実は「リハビリの延長」です。最初から全力で走ろうとせず、「7割の力で省エネ運転をする」くらいがちょうど良いペースです。
- 自分の「崩れ始めるサイン」を知っておく
体調を崩す前には、必ず小さな前兆(SOSサイン)が出ています。自分ではわかりにくい場合もあるので支援員などが周りにいると助かりますね。
たとえば
「最近、肩こりや頭痛が増えた」
「メールを1通書くのに、なぜかすごく時間がかかる」
「休みなのに、頭の中から仕事のことが離れない」
こうした自分独自の「イエローカード」を自分と支援員で把握し共有しておくことが大切です。サインに気づいたら、「深呼吸をする」「5分席を離れて温かいお茶を飲む」など、あらかじめ決めておいた小さな対処法(コーピング)を取り入れて、赤信号になる前にブレーキをかけましょう。
- 「〜すべき」という完璧主義をそっと手放す
真面目で責任感が強い人ほど、「途中で投げ出してはいけない」「自分でやり切るべきだ」と考えがちです。しかし、その完璧主義が自分を追い詰める原因になっていた可能性があります。
リワークの期間は、「完璧を目指さない練習」をする絶好の機会です。
「60点のできあがりでも、一度上司や同僚に相談してみる」「人に頼る・任せる」「無理なときは断る」。少しずつ「まあ、いいか」と思える柔軟性を身につけていきましょう。
- 休日の過ごし方こそ「平日と同じ」を意識する
平日リワークに通えるようになってくると、油断しやすいのが週末の過ごし方です。
休日に夜更かしをしたり、一日中布団から出ずに過ごしてしまったりすると、月曜日の朝に大きな負担がかかります。復職後もリズムを保つために、土日も平日と起きる時間・寝る時間を大きく変えないことが、息の長い働き方を支える土台になります。
おわりに:焦らなくて大丈夫
リワークで過ごす時間は、決して「遠回り」ではありません。ご自分の働き方・生き方を見直し、自分を守る術を身につけるための大切な自己投資の期間です。加えて就労移行事業所で学んだことや余暇にできる新しい趣味などを見つけられればご自分の人生にとって大きな収穫となります。
誰でも調子がいい日もあれば、少し落ち込む日もあります。波があって当たり前です。周囲のスタッフや主治医、会社の方とゆっくり対話を重ねながら、一歩ずつ進んでいきましょう!

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就労移行支援事業所フィン香椎駅前では、リワークの支援をしています。そして毎月様々なイベントや季節ごとのプログラムをご用意しております😀
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